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留学体験談

ロンドン・メトロポリタン大学で翻訳を学ぶ

大塚 麻里さんの体験談 第7回 Work placement
ロンドン・メトロポリタン大学の翻訳コースには、Work placementという企業で翻訳業務を実際に体験できるインターンのモジュールが組み込まれており、その実践的な内容からとても人気のコースです。同コースへの留学を実現された大塚さんの現地レポートをお届けします。
大塚 麻里さん

 大塚 麻里さん
 留学先:ロンドン・メトロポリタン大学
 専攻名:応用翻訳 MA Applied Translation Studies
 留学期間:2010年8月~2011年9月
  beoの留学サポート利用してロンドン・メトロポリタン大学へ留学。(奨学金受賞者


 大塚 麻里さん
 留学先:ロンドン・メトロポリタン大学
 専攻名:応用翻訳 MA Applied Translation Studies
 留学期間:2010年8月~2011年9月
  beoの留学サポート利用してロンドン・メトロポリタン大学へ留学。(奨学金受賞者


こんにちは。東日本大震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。ここイギリスでも震災の様子は毎日報道されていますが、被害状況の大きさに驚くと共に、被災地の惨状には胸が痛くなります。離れた身でも何かできることはないかと思い、震災の翌週、インターン先近くのLSE大学で開催された折鶴&募金イベントに参加してきました。私の通うロンドン・メトロポリタン大学でも日々ジャパン・ソサエティのメンバーが中心となって募金活動をしています。震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災地の一日も早い復興を願っています。

募金と共に早く被災地に届きますように
募金と共に早く被災地に届きますように

今回の現地レポートでは主に、2月のspring semester開始と共に始まったワークプレイスメントモジュールについてお伝えしたいと思います。

モジュール概要

ワークプレイスメントは実際にオフィスで翻訳の体験ができるモジュールです。私がロンドン・メトロポリタン大学の翻訳コースに進学を決めた理由の一つでもあり、このインターンをとても楽しみにしていました。インターンのタイプとしては自宅でできるフリーランス、もしくはオフィスに出社して翻訳させていただくタイプの2つから選ぶことができ、私はオフィス翻訳を選びました。モジュールの条件は、最低100時間の翻訳に携わること(翻訳、terminologyなどのリサーチ、その後のproof readingなどすべて含めて)。インターン先の選定に関しては、昨年10月後半頃、大学のモジュールチューターから以前、学生を受け入れていただいた企業や翻訳会社のリストが配られました。それを元に自分でコンタクトを取ってインターン先を探すことになります。

インターン先

JETRO(日本貿易振興機構)のロンドン事務所に2月10日から3月末までお世話になりました。大学より配られた企業リストには掲載されていませんでしたが、日本にいた頃から業務内容に興味を持っていた機関で、だめもとで電話をかけ、面接をして受け入れていただきました。JETROロンドン事務所は日本企業のイギリスにおけるビジネス展開をサポートしている機関です。また日本企業向けにイギリスのビジネス関連情報をホームページで掲載しており、英日翻訳者としてお役に立てることがないかと考えたことがきっかけです。もともと経済や金融の翻訳に興味を持っていたので、JETROなら興味分野の翻訳スキルをもっと伸ばせるのではないかと思いました。

JETRO

JETROロンドン事務所の入居しているビル
JETROロンドン事務所の入居しているビル

翻訳内容

2月中は主にイギリスの新聞記事から経済動向、金融政策などの記事をピックアップし、翻訳・要約をしました。職員の方が執筆、ホームページに掲載するビジネス関連情報の材料となるものです。また政府の予算案のサマリーを訳させていただいたりしました。

3月に入ってからは、サービス産業調査レポートという調査書のケーススタディ部分を翻訳させていただきました。理容・美容、建築、郵便の3つの業界からピックアップされた企業のケーススタディ部分で各1500ワードほどです。

学んだこと

おそらくこの1年間でもっとも充実した期間になるのではと思っています。2月中の新聞記事などの翻訳に関してはとにかくリサーチしました。記事の翻訳といっても、記事だけを見ているのでは正確で読者が理解しやすい翻訳はできません。政府発行の予算に関するレポートを見たり、イングランド銀行のホームページを見たりと、記事の背景について知るためにいろいろなソースを見て調べました。自分の知識不足を痛感したのと同時に、イギリス経済について学べるよい機会でもありました。出来上がったサマリーは職員の方にチェックしていただくのですが、不足点、改善点など指摘いただけるのはありがたいことです。自分では気づかなかったミスや、直訳気味で不自然な日本語の使い回しなど・・・毎回、添削していただくことで、少し翻訳スキルが上がったような気がします。

3月の産業調査レポートについても同様です。理容・美容などはまだある程度知識があるものの、建築に関するレポートはおそらく日本語でも私にとってはよくわからない分野。まず日本の建築会社のホームページなどを見て専門用語を理解するところから始めました。翻訳は経験がものを言うとはこういうことなんだな、とつくづく思います。触れたことのない分野の翻訳は怖いものですが、今まで自分の知らなかったことがわかるというのは楽しいことです。だから翻訳が好きなのかもしれません。翻訳家はきっと一生勉強する職業ですね。

インターンを終えて

インターン期間中は授業のある水曜日以外は毎日9:30に出社、17:30終業でした。日本で会社勤めをしていたのでスケジュールは特に苦にならず、むしろ健康的で規則正しい生活ができていました。課題に追われて部屋にこもると生活が不規則になりがちなので、またインターンに戻りたいほど(笑)。そう感じさせてくれる職員の方々ばかりで職場環境には本当に恵まれたと思っています。翻訳とは関係ないのですが、日本大使館での日本食プロモーションイベントなどJETRO主催イベントのお手伝いもさせていただいたり、貴重な体験をたくさんさせていただきました。

JETRO職員の方と
JETRO職員の方と

4月に入り、サマータイムの始まったロンドンは毎日良い天気が続いています。これから卒業まで課題ラッシュですが、残りの留学生活も楽しんでいきたいと思います。次回は今学期の課題についてお伝えします。

大塚さんの奨学金受賞インタビューはこちら
beo/ロンドン・メトロポリタン大学共同奨学金受賞者インタビュー